中国スマホの“サブブランド競争”が白熱 OPPOがHuawei対抗の新ブランド立ち上げ [ブログ]

中国スマホの“サブブランド競争”が白熱 OPPOがHuawei対抗の新ブランド立ち上げ

 

 日本で通信キャリアやMVNOと組んでP20シリーズを販売するHuawei、アジアでの勢いを受けて日本進出を果たしたOPPO。今や世界各国に中国メーカーが進出を図っています。世界のスマートフォンの販売シェアを見ても、Huawei、OPPO、Xiaomi、Vivoは上位グループの常連です。各社はハイエンドから低価格品までさまざまなモデルを展開していますが、今各社が力を入れているのはフラグシップモデルだけではなく、サブブランドの低価格ラインなのです。

 

 

OPPOやHuaweiの中国での売れ筋はミッドレンジモデル

 カウンターポイントの調査によると、2017年、中国で一番売れたスマートフォンはiPhoneではなく、OPPOの「R9S」でした。その後に「iPhone 7 Plus」、Vivo「X9」とハイエンドモデルが続きますが、4位にはOPPOのミッドレンジモデル「A57」が入っています。さらにその下の順位を見ると、7位にVivoの「Y66」、8位に「honor 8 lite」、9位にXiaomi「RedMi Note 4X」と続きます。10位のHuawei「honor Enjoy 6X」を加えると、上位10モデルのうち半数の5モデルがメーカーのフラグシップモデルではなく、下位モデル、そしてサブブランドの製品だったのです。

 

 通信事業者がハイエンド製品を中心に展開する日本市場は世界でも特殊な市場であり、中国やアジア各国ではSIMロックフリー端末をメーカーが自由に販売しています。安価な端末を使いたい場合は2年契約で端末の割引を受けるのではなく、毎月払いのプリペイドSIMを低価格なスマートフォンに入れて使えばいいわけです。各メーカーはハイエンドモデルだけではなくミッドレンジモデルやエントリーモデルにも力を入れており、Xiaomiのように売れ筋は高性能モデルの「Mi」シリーズではなく、低価格の「RedMi」シリーズというケースもありがちです。Huaweiも2017年のベスト10に入ったのは、サブブランドのhonorの2モデルでした。

 

サブブランドを明確に区別しているのはXiaomiとHuaweiで、メインラインの製品は高性能モデルに特化しています。それによりブランドを明確に分け、消費者の懐具合に合わせた製品展開を行っています。1000元を切るモデルもあるXiaomiのRedMiはサブブランド製品として最も成功した例といえます。しかし今、各メーカーはこのサブブランド製品を今まで以上に強化しようとしています。

 Huaweiのhonorは中国では全く別のブランドとして展開されています。Huaweiの店舗にはhonorは展示されておらず、honorの店舗はブランドカラーであるライトブルーに統一された内装で、honorのみが並びます。HuaweiのP20 Proはhonorの店では購入できないのです。とはいえ、Huaweiのオンラインストア「Vmall」ではHuawei製品、honor製品どちらもが売られていますし、独立系の携帯電話販売店では併売しています。そのため、中国の消費者はhonorがHuaweiのサブブランドであることは知っています。

 

http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1808/27/news062.html


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。